結果が出ないと辞める人は一生種まきだけで終わる。その負のループを断ち切る方法

結果が出ないと辞める人は一生「種まき」で終わる

張り切って何か有益なことを始めても、結果が出る前にやめてしまう。そんな経験は、多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか。

「今年こそは!」と目標を立て、新しい勉強や習慣を始めたものの、目に見える成果が出ないまま、気づけばやめてしまった——私自身、数えきれないほど経験してきました。

それが単なる趣味であれば「また今度」で済むかもしれません。しかし、受験勉強や仕事、将来に関わる大切なことだった場合、「自分は意志が弱い人間だ」と強い罪悪感を抱いてしまうこともあります。特に、真面目で完璧主義な人ほど、その傾向は強いように感じます。

私はこれまで多くの挫折を繰り返してきましたが、その一方で、今でも続いている「良い習慣」も確かに存在します。なぜ、あるものは続き、あるものは“種まき”だけで終わってしまうのか。今回は、私自身の実体験をもとに、その負のループを断ち切る方法について書いてみます。


脳がささやく「時間の無駄」という言い訳

どれだけ真面目に続けていても、ふとした瞬間にこう思うことがあります。

「まだ結果が出ない。このまま続けても、時間の無駄なんじゃないか?」

この考えが浮かんだとき、私たちの脳は“やめるためのもっともらしい理由”を作り出します。そして、その誘惑に負けた瞬間、努力はそこで途切れてしまいます。

これは意志の弱さというより、人間の脳の仕組みによるものだと言われています。つまり、あなただけの問題ではありません。誰もが直面する、ごく自然な現象なのです。

ちなみに、以前別の記事でも触れましたが、ジムに入会して1年後も通い続けている人は全体の5%以下だそうです。多くの人が「結果が見えない」という理由で、途中でやめてしまうのです。


私なりにたどり着いた3つの対策

では、どうすればこの負のループから抜け出せるのでしょうか。私が試行錯誤の末にたどり着いた、シンプルですが効果のあった方法を紹介します。


① 毎日の目標は「低すぎるくらい」でちょうどいい

例えば、勉強を始めるとき。

最初はやる気に満ちているので、「毎日3時間勉強する」「一気にここまで終わらせる」と、高い目標を立てがちです。私も何度も同じ失敗をしてきました。

問題は、一日でもその目標を達成できなかったときです。

  • できなかった自分にがっかりする
  • 空いた一日を取り戻さなければならないと考える
  • その負担が重く感じて、やる気が一気に下がる

こうして、再開するために“余計な気力”が必要になってしまいます。

だから私は、「これなら絶対にできる」というレベルまで目標を下げるようにしました。10分の勉強、ジムに行って軽く体を動かすだけ。それでいいのです。

簡単すぎると感じるくらいでちょうどいい。余裕があれば、あとから少しずつ増やせばいいのです。


② 結果を「毎日」見ようとしない

筋トレを例にすると分かりやすいですが、運動をした直後に鏡を見て「体は変わったか?」と確認したくなることがあります。

しかし、現実は残酷です。体は一日や二日では変わりません。数か月、あるいは年単位で、少しずつ変化していくものです。

それなのに毎回結果を求めてしまうと、

  • 「何も変わっていない」
  • 「やっても意味がない」

という感覚に支配され、やめる理由を自分で作ってしまいます。

私が意識するようにしたのは、結果ではなく行動そのものに満足することです。

「今日はジムに行けた」「今日は机に向かえた」——それだけで十分。評価の軸を変えることで、気持ちはずっと楽になります。


③ 小さく始めた習慣は、やがて「やらないと気持ち悪い」ものになる

ここで、私自身の具体的な体験を一つ紹介します。

私は健康のために、毎日1時間(約10,000歩)歩くという習慣を続けています。今ではもう5年以上になりますが、最初から順調だったわけではありません。何度も「よし、毎日歩こう」と決めては、数日〜数週間でやめてしまうことを繰り返していました。

そこで発想を変え、

「一日5分でもいいから歩く」

と決め、その約束だけは必ず守るようにしました。距離も時間も関係ありません。ただ外に出て、少し歩く。それだけです。

すると不思議なことに、その5分が10分になり、20分になり、気づけば1時間歩くのが当たり前になっていました。今では、1時間歩かないと逆に気分が悪いと感じるほどです。

この経験から強く感じたのは、習慣は「気合」ではなく、設計で決まるということでした。


④ 「3・3・3の法則」を目安にする

習慣化について調べていく中で、私が参考にしているのが「3・3・3の法則」です。

  • 3日間:体が強い拒否反応を示す時期(三日坊主の壁)
  • 3週間(21日):行動が少しずつ形になってくる時期
  • 3か月:やらないと気持ち悪く感じるレベルまで定着する時期

最初から「一生続ける」と考えると、気が遠くなります。

だから私は、

  • まずは3日続ける
  • 次に3週間
  • そして3か月

というように、区切りのある小さな目標を設定するようにしました。

もちろん、多少の自己節制は必要です。しかし、その負担を軽くするためにも、先ほど述べたように「達成が簡単な日々の目標」を組み合わせることが重要だと思います。


おわりに

これらはインターネットで見たことがあるアドバイスかもしれませんが自分の経験上一番効果があった気がしたのでシェアしてみました。結果が出ないうちにやめてしまう人は、能力がないわけでも、意志が弱いわけでもありません。ただ、人間の脳の仕組みに逆らうやり方をしているだけです。

種まきの時期は、どうしても孤独で、報われないように感じます。しかし、その期間を越えた人だけが、芽が出る瞬間を見ることができます。

もし今、「また続かなかった」と落ち込んでいるなら、目標を下げ、結果を見る頻度を減らし、まずは3日続けることから始めてみてください。

それだけでも、これまでとは違う景色が見えてくるはずです。

私自身も、これからさらに良い習慣を身につけられるように、結果を急がず、今日できる小さな行動を積み重ねていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました